小さな“気がかり”から始めよう
2025/04/24
小さな“気がかり”から始めよう
~終活が教えてくれる、人生を整えるヒント~
終活という言葉を聞くと、どこか重たい響きを感じる人もいるかもしれません。
「人生の終わりの準備」「相続やお葬式の話」──そう捉えて、つい後回しにしていませんか?
でも、エッセイスト・岸本葉子さんの終活に触れると、まったく別の景色が見えてきます。
終活とは、なにも“死ぬため”の準備ではなく、“今を心地よく生きるため”の整えなのだと気づかされます。
(ゆうゆう2025年5月号の記事から考察しています)
終活で学べる3つの教訓
岸本さんの実体験から、私たちが学べる教訓はとてもシンプルで、でも深いものです。
① 完璧じゃなくていい。気になることからでいい。
終活というと、すべてをきちんと整理しないといけないと思いがちです。でも岸本さんは「気になることだけやればいい」と言います。
人によって“気がかり”は違います。
たとえば「通帳がどこにあるか家族に伝えてない」や、「古い契約が放置されたまま」など、小さなことでもいいのです。
完璧を目指すより、心に引っかかっている“ひとつ”を手放すこと。
それが、心を軽くする第一歩です。
② エンディングノートは、元気な今こそ「書きどき」
「書かなきゃ」と思いながら、いざペンを取るのは勇気が要るものです。
岸本さんも、40代でがんを患ったときには「書けなかった」と語っています。
でも、「必要に迫られていない今こそが、実はベストタイミング」なのです。
専用のノートを使えば、穴埋め形式で簡単に記入できるものも多く、薄くて見直しやすいのもポイントです。
さらに、ノートを書いたらそれを「誰かに伝えておく」ことも忘れずに。
保管場所や内容を家族と共有しておけば、いざというときも安心です。
③ 情報を開示し合えば、家族関係にも風が通る
終活は“ひとりでやるもの”と思いがちですが、実は家族との信頼関係をつくるチャンスにもなります。
岸本さんは、きょうだいやその子どもたちと資産や保険の情報を共有し、ノートの保管場所も知らせ合ったといいます。
「昔はそんな話をするなんて考えられなかった」と語るその背景には、親の介護や相続など現実的な経験がありました。
家族みんなが、少しずつでも情報を持ち寄ること。
それが“迷惑をかけない”終活のかたちなのかもしれません。
今からできる、わたしに合った終活のすすめ
では、まだ終活に手をつけていない私たちが、今からできることは何でしょう?
ポイントは「小さく始める」「自分のペースで進める」こと。以下の3つは特におすすめです。
1. 「不安リスト」を作ってみる
まずは、何が気がかりかを書き出してみましょう。
「保険証券がどこにあるかわからない」「銀行口座が多すぎる」──どんな小さなことでもOKです。
書いてみると、自分でも忘れていた“心のつかえ”に気づけることがあります。
2. 通帳やパスワードの場所を一つにまとめる
デジタル遺品の問題は年々増えています。スマホやPC、ネットバンキングのIDやパスワードも、家族にとっては重要な情報。
すべてを公開しなくても、「どこにまとめてあるか」だけでも書いて残しておくと、家族はずいぶん助かります。
3. 感謝の気持ちを一言、添えてみる
エンディングノートに書く内容は、財産や保険のことだけではありません。
岸本さんはきょうだいや家族に向けて、感謝の言葉も添えたそうです。
「この資産は、家族みんなでつくったもの」と書くことで、読んだ人の心があたたかくなる――そんなノートも素敵ですね。
終活は「人生の仕上げ」ではなく、「これからの土台」
終活という言葉にプレッシャーを感じていた方にとって、岸本さんの言葉はやさしい光になります。
完璧を目指す必要はない。
やるべきことを一つずつ、自分のサイズで。
“今”をもっと心地よく、自由に生きるための整えとして、終活を少しずつ始めてみませんか?
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